とりあえず深呼吸して

アウトプットの練習用。試行錯誤中。

社会という檻と土星の話

 土星は、仕組や枠組みを表すと言われています。土星は「世の中ってこうするべきだよね」ということを表しているのですが、その「こうするべき」社会規範の内容は、社会によって、またその人の属性によって、色々異なります。

 ところが人は「自分が思っていること」と「世の中が思っていること」が同じだと思っいがちなもので、「ええ?みんなそう思っているんじゃないの?」というギャップから、論争が生まれます。だから、みんな同じように思っているわけじゃないんだな、と体感するだけで、物事を少しだけ多面的に捉えられると思うのです。(自分の価値観と違う価値観があるのだということを体感できるのが私が占星術に惹かれるポイントでもあります。)

 で、土星の話しですが、約2年半ごとにサインを移動するので、同世代だと同じサインの場合が多いです。学校に行っている間は、似たような価値観の人たちが集まっているけど、社会にでていろんな世代の人と出会うと、当然土星のサインも変わってくるので、今までとは違う価値観の人と出会う事も多くなるのでしょう。

 コロナ禍ではまさしく、「世の中こうすべき」の多様性を目の当たりにしました。自分と意見が違う、あの人は間違っている、と切り捨てるのではなく、そんな風に考える人がいるのね、と捉えていく方が精神上よさそうです。

 以下は土星のサイン別のイメージを書きだしてみました。

 土星が地エレメント(牡牛・乙女・山羊):現実的な解決策が大事。何をどれくらい、どの程度?それ本当に実際効果あるの?現実的に効果があるならやろう。

 土星が風エレメント(双子・天秤・水瓶):とにかくデータが大事。データをもとにしたルールが大事で、ルールとなった以上はそれをルールを守らせることが大事。

 土星が水エレメント(蟹・蠍・魚):データとか、ルールじゃなくて、世の中ってのは人の心があるんだから、そこを無視しちゃだめでしょ。

 土星が火エレメント(牡羊・獅子・射手):こうすべきという信念に基づいて自分は行動する。他の人?そんなの知らん。自分で決めよ。

 

 コロナ禍で若い人たちにしわ寄せがありましたが「しょうがないじゃん、そんな世の中なんだから」と割り切れる人もいれば、「しょうがないことにしたくない、人間ってのは、生きるっていうのは、そうゆうことじゃない」と言う人もいた。そんなコロナ禍だったなと思います。

 社会的政策は、何かに重きを置けば、かならず割を食う人が出る。できれば不幸な人を減らすほうがいい。そのために心の隅に「そうじゃない人もいる」ということを置いておいてほしい。

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